栽培初期に見られる症状
なかなか発芽しない。
想定される原因 | 主な対策例 |
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気温が低い | 発芽の適温は20℃を超えてからです。夜間に気温が大きく下がるようでしたら、室内などの暖かい場所に移動するようにしましょう。 |
水のやりすぎ | 過剰な水やりは種を腐らせてしまいます。試しに種を掘り起こして、腐っているようなら再度種まきをします。 |
水やりをしていない | 適度に水分を与えれば、種は発芽を始めます。水を与えずに発芽途中で枯れてしまった場合は、再度種まきをします。 |
種を深くまいた 土の表面を強く押さえた |
元気な芽だけが地表に出てくるため、発芽率は低くなります。土を少し掘り起こして芽が出そうな場合は、問題ありません。 |
種まきの前に、種を水に浸した | 文溪堂の種は発芽促進加工を施しているので、水に浸す必要はありません。水に長時間浸すと種が窒息状態になり、発芽しなくなる可能性があります。その場合、再度種まきが必要となります。 |
発芽したのに、葉がない。
想定される原因 | 主な対策例 |
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鳥に食べられた | 再度種まきをする必要があります。発芽したばかりの双葉は、鳥にとっては格好のエサになります。ついばまれないように、棒を立てたりCD等の光る物を吊り下げておいたりすると、効果的です。 |
本葉~つるが伸びるころに見られる症状
葉が変色し、大きくならない。
想定される原因 | 主な対策例 |
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肥料不足(特に窒素分) | 追肥を行い、同時に標準より薄めた市販の液体肥料を水の代わりに1週間から2週間まいてください。効果が無い場合は、根腐れが考えられるので、新しい苗に植え替えるか、再度種まきをしてください。 |
小さいまま、つるが伸びてこない・弱々しい。
想定される原因 | 主な対策例 |
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肥料不足(特に窒素分) | 追肥を行い、同時に標準より薄めた市販の液体肥料を水の代わりに1週間から2週間まいてください。液体肥料は葉や茎にかけると効果的です。もし、つぼみがついていたら、取り除きましょう。効果が無い場合は、植え替えるか、再度種まきをしてください。 |
つるがほとんど伸びていないのに、つぼみがついた。
想定される原因 | 主な対策例 |
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日照時間が短い | あさがおは日が短くなるとつぼみをつける性質があります。梅雨の時期に日照時間の短い日が続くと、勘違いしてつぼみをつける場合があります。つぼみはそのままでも構いませんが、取り除いた方が大きく成長します。取り除いても、つるが伸びればつぼみはどんどんついていきます。 |
肥料不足 | 肥料不足の場合、子孫を残そうとつぼみをつけやすくなります。その場合、標準より薄めた市販の液体肥料を水の代わりに1週間から2週間まいてください。 |
葉がしおれている、黄色く変色している。
想定される原因 | 主な対策例 |
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水不足 | 水やりは「(1)水分供給」「(2)肥料や養分を溶かす」「(3)中の空気を入れ替え、老廃物を排出する」と様々な効果があります。土中の表面が白く乾いていたら、底から水が出るまでたっぷりと水やりをします。 ※水やりは午前中に行います。日中は土の温度が急激に下がり、あさがおにショックを与えてしまいます。 |
開花するころに見られる症状
葉やつるは成長するのに、花が咲かない。
想定される原因 | 主な対策例 |
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夜間に照明が当たる場所で育てている | あさがおは日が短くなるとつぼみをつける性質があります。夜間に照明が当たると、日照時間が長いと勘違いし、なかなかつぼみをつけません。照明が当たらない場所へ移動しましょう。 |
葉やつるの成長が盛んで、つぼみをつける成長へ移行していない | 以下の方法を実施すると、つぼみをつけやすくなります。 ・つるの先端を切る。 ・リン酸の多い肥料を与える。 ・水の量を一時控える。 |
花が咲き始めた頃から、下葉が黄色くなって枯れ始めた。
想定される原因 | 主な対策例 |
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水不足 | 成長期以降になると、あさがおは水を多く必要とします。水やりは「(1)水分供給」「(2)肥料や養分を溶かす」「(3)土中の空気を入れ替え、老廃物を排出する」と様々な効果があります。土の表面が白く乾いていたら、底から水が出るまでたっぷりと水やりをします。 ※水やりは午前中に行います。日中は土の温度が急激に下がり、あさがおにショックを与えてしまいます。 |
肥料不足 | 開花、結実のために、あさがおは多くのエネルギーを使います。そのため、下葉枯れが発生します。非常によく起こる事象です。気になるようでしたら、市販の液体肥料をまいてみましょう。 |
花が咲いたあと、軸を残して花が枯れ落ちてしまった。
想定される原因 | 主な対策例 |
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受粉がうまくいっていない | 高温の日が続くと、あさがおは受粉の活動が弱まって実を結びにくくなります。受粉がうまくいかないと、花は枯れ落ちてしまいます。その場合、半日日陰になるような涼しい場所へ移動して育てましょう。いくらかは改善が期待できます。 |
病気・害虫
・葉に斑点が発生した。
・葉の表面が粉をまぶしたように白くなっている。
・葉が変色し、対策を行っても一向に改善しない。
・その他異常
想定される原因 | 主な対策例 |
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病気による被害 斑点性の病気、うどん粉病など |
症状に合わせた、市販の対策用の薬剤を投与しましょう。 ※酸性雨や空気の汚れなどにより、葉や花に細かい斑点や脱色が発生することもあります。 |
害虫による被害 ハダニ、アブラムシなど |
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葉の一部やつぼみの先が切り落としたようになくなっている。葉に穴が開いている。
想定される原因 | 主な対策例 |
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害虫による食害 ナメクジ、ヨトウムシ、エビガラスズメの幼虫など |
見つけ次第取り除くか、市販の専用の薬剤で駆除しましょう。 |