花が咲く頃

このころの
栽培のポイント

  1. 暑い日が続く場合、半日日陰になる場所へ移動しましょう。
  2. 下葉枯れが目立ち始めたら液体肥料を与えましょう。
  3. 害虫の食害に注意しましょう。

※液体肥料は園芸店等でお求めください。

花が咲く様子

花が咲く様子

花が咲く様子
あさがおの花は夜明け前に咲きます。
暗闇の中でひっそりとつぼみを広げます。

水やりのめやす

基本的には午前中に行い、土の乾き具合を見て、午後にも水やりをします。
水は花や葉、茎にかけるのではなく、土全体にたっぷりまきましょう。

花が咲き始めると、あさがおはさらに水を必要とします。休日が重なって水やりができない場合は、日陰に移したり、連続給水を実施したりするなどするとよいでしょう。

花を使ったいろいろな活動例

● 色水遊び
  1. ポリ袋に摘んだ花と少量の水を入れる
    ポリ袋に摘んだ花と少量の水を入れる。
  2. 花から色水が出るようによくもむ
    花から色水が出るようによくもむ。
  3. 袋の端を切り、色水を出す
    袋の端を切り、色水を出す。
  4. 絵を描いたり布を染めたりしてみましょう
    絵を描いたり布を染めたりしてみましょう。

色水遊びには、濃い色の花が適しています。薄い色の花しか咲かなかった児童には、濃い色の花と交換するなどの配慮をすると良いでしょう。

● 押し花
  1. 花を摘む
    花を摘む。
  2. 花の軸の下を少し切る
    花の軸の下を少し切る。
  3. 吸湿性のある紙に花をはさみ、重しをして2~3日おく
    吸湿性のある紙に花をはさみ、重しをして2~3日おく。
  4. 紙をゆっくり広げて花をそっととり、台紙に置いてラップフィルムや薄い和紙などで覆う
    紙をゆっくり広げて花をそっととり、台紙に置いてラップフィルムや薄い和紙などで覆う。
● 開花の様子をみる

夜明け前に咲くあさがおの開花を遅らせて、開花の観察をしましょう。

  1. 次の日に咲きそうなつぼみに、筒状のものをかぶせます。
  2. 次の日、観察をするときに筒をはずすと、花の咲く様子を観察できます。

種取り

このころの
栽培のポイント

  1. 実がうす茶色になってから、種をとりましょう。
  2. とった種は、よく乾燥させてから保管しましょう。
  3. 使った用具はきれいに水洗いして、日の当たらない場所で保管しましょう。

● 種取りの時期

実がうす茶色になり、外皮が乾燥してからとります。

● 種のプレゼント

たくさんとれた種は袋などに入れ、次の1年生にプレゼントするとよいでしょう。袋に花の色を書いておくとよいでしょう。

● 種の保管について

カビが生えないよう、陰干しで十分に乾燥させてから、通気性のよい日陰で保管します。

種は、紙の袋など通気性のあるもので保管します。ポリ袋など密閉したものでの長期保管は避けましょう。
とれた種は市販の種より発芽が悪かったり、花が小さかったりと、品質面で差が出やすくなります。

種とりをしたあとの後片付け

つる
普通のゴミとして処理します。
新しい土を混ぜたり、改良材を入れたりして再利用します。
処分したい場合は、役所等に問い合わせましょう。
再利用する場合、根などの不純物を取り除き、陰干し、日干しなどの殺菌が必要になります。
植木鉢・支柱
よく洗って日陰に保管します。次の年にまた利用しましょう。
植木鉢や支柱などを日の当たる場所で保管すると、劣化してしまいます。

● 支柱の片付け方

支柱は折りたたんで平らにするとかさばりません。日の当たらない場所に保管しておきましょう。