文溪堂 採用情報
子どもたちの人としての成長を教育という分野でサポートしていきたい

K.H.2021年入社。教具部の企画課で画材セットや書道セットを担当後、現在は裁縫セットと布教材の企画業務を担当。

子どもの学ぶ楽しさ、先生が抱える課題を
教材づくりで支えていきたい

大学では、教育大学の教材開発をテーマとするゼミに所属し、そこで「教材づくり」という仕事の存在を知りました。
在学中の教育実習で家庭科の授業に入った際、得意な子どもは早く作業を終えてしまい手持ち無沙汰になる一方、苦手意識を持つ子どもは内容を十分に理解できないまま授業が進んでしまうという現実を目の当たりにしました。先生は一人ひとりと丁寧に向き合いたいと思いながらも、限られた時間の中ではそれが難しいというジレンマを抱えていらっしゃることを知り、この経験から、すべての子どもが学ぶことの楽しさを実感できると同時に、先生が抱える課題や悩みを解決できるような教材を提供することで、教育現場を支えたいと考えるようになりました。
教員になる道と、教材づくりを通して教育に関わる道とで悩みましたが、当社の面接で私の考えやアイデアを丁寧に、かつ前向きに受け止めていただけたことが決め手となり、入社を決意しました。

学校現場への理解から、データの分析、
企画立案、販促PRまで一貫して担当

入社後は、小学校向け教材・教具品の企画業務を担当しております。主な業務内容は、既存商品のデザインリニューアルおよび新規教材の企画・開発です。市場調査や過去の販売実績の分析を参考にしながら企画を立案し、児童を対象としたモニター調査を実施したうえで、デザイナーや加工業者の方々と連携しながら、商品化までを一貫して担当しています。
新規教材の企画においては、先生や保護者の方へのヒアリングのほか、実際に授業の様子を見て、学校現場で本当に必要とされている教材は何かを丁寧に探っていきます。商品そのものの企画にとどまらず、完成した商品がどのように届くのか、どのように使われるのかまで意識し、営業部門と連携しながら、PR用チラシや作り方動画といった販促コンテンツを企画することもあります。
近年は、これまでの小学校教材の企画経験を生かし、一般販売向けの雑貨企画や販促施策の一部にも携わっています。多くの方に商品を知っていただく必要があるため、SNSの企画・運営やイベント出展の提案などにも挑戦しています。
教材企画とは異なる難しさを感じる場面もありますが、「誰に、どのような価値を届けたいのか」を考える点は共通しており、自身の視野を広げる貴重な機会となっています。

私が仕事で大切にしているのは、
現場の課題への気づきと、多彩な視点

企画を進めるうえで、私が常に意識していることがあります。それは、データだけでは見えてこない学校現場のニーズを見つけることです。
文部科学省の資料や学習指導要領、販売実績の分析などは、もちろん企画するうえでの大前提となります。しかし、実際に先生方のお話を伺ったり、授業の様子を拝見したりする中で、資料では読み取ることのできなかった子どもたちのつまずきや悩みに気づくことがあります。
ボランティアとして家庭科の授業に携わらせていただいた際には、分からないまま手が止まってしまう子どもや、時間に追われながらも答えを伝えざるを得ない先生の姿を目にしました。子どもに主体的に学んでほしいという思いがあっても、現実の授業の中では難しい場面があると感じました。一方で、先生の問いかけをきっかけに子どもたちの表情が変わり、気づいた子が周囲に教え始める様子を見ることもありました。自ら気づいたとき、学びは自然と広がっていくのだと感じた経験です。
こうした経験から、学校現場で実際に起きていることに丁寧に向き合い、数値や資料だけでは捉えきれないニーズを見つけ出すことを大切にしています。アイデアは机上だけで生まれるものではないという意識を、常に持つようにしています。

教材は、誰か一人のためだけにつくられるものではありません。難易度の調整や安全性の確保はもちろんのこと、子どもが「やってみたい」と前向きな気持ちになれるか、先生の不安や負担を軽減できるか、限られた時間の中でも授業設計がしやすいかどうかといった点も重要だと考えています。さらに、保護者が安心して子どもに使わせられるか、加工業者にとって無理のない設計になっているか、営業担当が他社との違いや特長を伝えやすいかなど、関わる立場それぞれの視点を想像しながら企画を組み立てることも心がけています。こうした複数の視点を持つことが、私の企画における土台となっています。

子どもたちが意欲的に学習する姿が、
仕事のやりがいにつながる

教材・教具の企画に携わる中で、私が面白いと感じているのは、「正解が一つではない」という点です。既存商品のデザインリニューアルを行う際には、市場動向や販売実績を踏まえて検討しますが、「これが正しい」という明確な答えがあるわけではありません。 教育業界は安全性や前例を重視する傾向があり、保守的になりやすい側面もあります。その中で私は、安全性や教育の質を大切にしながらも、子どもが「わくわく」しながら取り組めるきっかけを、教材の中に盛り込めないかを常に考えています。

家庭科は、小学校5年生で初めて学習する教科です。楽しみにしている子どもがいる一方で、不安を感じている子どももいます。そんな中で、「これならやってみたい」と思えるデザインであれば、学習に前向きに向き合うきっかけになるのではないかと考えています。
自分の企画した商品が市場に受け入れられ、子どもたちが意欲的に学習に取り組む姿を見たときには、大きな達成感を感じます。
また、入社後に驚いたことの一つが、一つの商品に関わる人の多さです。企画担当がすべてを決めるのではなく、営業部からの学校現場の声や、加工先からの技術的な提案、デザイナーの視点など、さまざまな意見を取り入れながら商品が形になっていきます。
完成した商品は、「自分一人のもの」というよりも、「多くの人と一緒につくり上げたもの」という感覚に近く、多くの人が関わって教材が学校現場に届けられる過程そのものに、やりがいを感じています。
将来的には、知識や技能の習得だけでなく、子どもが自信を持ち、前向きに挑戦できる気持ちを育てられるような教材やコンテンツづくりに取り組んでいきたいと考えています。

子どもたちの教育に関わることで
未来を支えていく会社

当社は、教材・教具を通して子どもの教育に関わり、未来を支える一助になる仕事であると感じています。若手のうちから自ら提案できる機会があり、学校現場の声を直接聞ける環境であるため、日々の学びや経験を企画に反映しやすい点も魅力の一つです。
教具部では、年間を通して担当ごとにスケジュール管理を行っており、有給休暇も取得しやすい環境が整っています。休日には、友人と旅行に出かけたり、新しい体験を求めて外出したりと、リフレッシュの時間を大切にしています。また、工場見学に足を運ぶことも好きで、素材が形になっていく過程を見ることは、ものづくりに携わる仕事とも通じるものがあり、良い刺激になっています。

就活生へのメッセージ

就職活動においても、社会人になってからも、「明確な正解がない」中で判断し、決断していく場面は数多くあります。何を求められているのか、何が正しいのかを考え続けるうちに、行き詰まったように感じてしまうことがあるかもしれません。正解が見えない中で一歩を踏み出すには勇気が必要ですし、不安を感じるのは自然なことだと思います。そのようなときには、自分の心が少しでも「キラッ」と動いた瞬間を大切にしてほしいです。
誰かの正解を参考にすることが必要な場面もありますが、まずは自分自身が「やってみたい」と感じた気持ちに正直に向き合ってみてください。その積み重ねが、納得のいく選択や一歩につながっていくのではないでしょうか。
正解が一つではないからこそ、自分なりの答えを見つけていってほしいと思います。

ある1日の
スケジュール

09:00
1日のスケジュール確認、宣材物の校正
10:00
サンプルの確認
11:00
市場調査と実績の分析
12:00
昼休み
13:00
加工先と打ち合わせ(サンプルの色味調整や素材等)
16:00
担当同士で打ち合わせ、明日のスケジュール確認
17:00
退社