広島県竹原市立中通小学校・ICTの教育利活用実証実験「Report.01/2013年4月15日」

文溪堂
タブレット端末イメージ

 広島県竹原市にある竹原市立中通小学校でタブレット端末を利活用した
「ICTの教育利用」実証実験がスタートしました。
この実証実験は1年間を通してタブレット端末や電子黒板を利活用して,
ICTを効果的に活用した授業研究と,さらなるICT環境の充実を目指していく研究となります。
竹原市教育委員会様,中通小学校様,協賛民間企業様が参画をして行うものです。

 第2回目のレポートでは,4月17日に行われたタブレット活用授業の様子についてご報告します。
「タブレットデー」と銘打ち,必要な場面でタブレットを活用する授業が行われました。


電子黒板
1時限 国語 推薦文を書こう 本の推薦文の書き方を学習する
2時限 家庭科 朝食を考えよう 朝食レシピについて調べる
3時限 理科 ものが燃えるとき 実験の結果を画像や動画を使って予想する
4時限 算数 対称な図形 身の回りの対称な図形を探す
5時限 社会 大昔の人々の暮らし 人々の暮らしについて画像を使って予想する

 新学期が始まってまだ2週間足らずでしたが,6年生の児童に全ての授業時間において
一人一台のタブレット与え,教科の特性を踏まえ活用場面を吟味して授業がわかりやすく行われました。
児童の考えや意見は,「STUDYNET(スタディネット)」(シャープシステムプロダクト)を利用し,
タブレットと電子黒板を双方向で繋いで活発に交流が行われました。


 算数の授業では学校の中や周りにある線対称なものを探し,タブレットのカメラ機能を活用して
写真撮影をしたり,家庭科や社会科ではインターネットで情報検索をしたりと,さまざまな試みがされました。
社会科の授業は,竹原市教育委員会の先生方が視察に来られました。
放課後,この日の授業を振り返る協議会が行われました。
ここでも,参観された先生方や業者の方々から活発な意見が飛び交いました。

 早々から素晴らしいスタートダッシュでした。
今後は児童のタブレット利活用が更に活発になるであろうと思われ,文溪堂においても
実証実験に提供をした「算数ランドの冒険ゆび・ひっさん」や「情報活用トレーニングノート」が
活用されていくことを期待しています。

 第3回のレポートでは,5月の研究レポートなどを掲載したいと考えます。

教室の様子