全国の学校には、特別活動に熱心な実践者がたくさんいます。私もかつて、その一人でした。
「特別活動に熱心な学校はいい学校」「特別活動に熱心な先生はいい先生」というキャッチフレーズに誘われて、勉強を始めました。当時は、学級会をどう育てたらいいのか、どうしたら魅力ある児童
会活動、クラブ活動、学校行事にすることができるのかなど、挑戦と試行錯誤の連続でした。
その長い経験から、「先生方が特別活動に熱心に取り組めば、チームワークが引き出され、学校生活に活力が生まれてくる」「子どもたちに特別活動に熱心に取り組ませれば、それが笑顔あふれ る学校づくりにつながり、一人一人に豊かな人間性や社会的な実践力が育ってくる」という確信をもちました。 そして、文部科学省教科調査官に就いた今、「多くの子どもたちに居場所と活躍の場を与 えることができる特別活動は、子どもたちにとっての学校生活を豊かで幸せなものにする」という確信も深まってきました。
特別活動を取り上げた唯一の月刊誌である月刊『道徳と特別活動』では、毎月、「子どもの実態や育ちをつかむ!! 特別活動評価力向上研究」において、最新の指導理論と具体的な実践を紹介しながら、先生方の評価力向上につながる内容を連載しています。また、「日本全国 がんばれ!! 特別活動応援団」では、日本を横断する形で、全国の特別活動に熱心に取り組んでいる実践者の取組が紹介されています。これらを参考に、学校にとって、子どもたちにとって、魅力ある特別活動が全国の学校で展開されることを、心から期待しています。
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【特別活動 希望の会】 | 【日本特別活動学会】 |
切実感をもち、互いの関わり合いを深める話合い活動の工夫
埼玉県東松山市立青鳥小学校教諭 内田恵子