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体育学習指導要領改訂のポイント

新しい学習指導要領において、体育科では、小学校〜高校まで縦断する目標として「生涯に渡る健康の保持増進と豊かなスポーツライフの実現」を挙げ、 その点では従来の考えと異なるところはない。
しかし、基礎的・基本的な知識・技能の習得という観点から、以下のポイントに於いて改訂が行われた。

●発達段階に応じた目標設定

小1〜小4、小5〜中2、中3〜高3という4年ごとのフレームで発達段階を捉え、それぞれの枠ごとに授業時間を設定すると共に、学習すべき重点的な目標を置いた。
これにより、小学校での体育科の年間授業時間は、1〜4年生が105時間(1年生は102時間)、 5〜6年生は90時間となり、また、1〜4年生では「運動の楽しさ」を、5〜6年生では「運動の特性に触れる」ことを重点目標とした。

●領域再編と配当学年の変更

上に挙げた4ー4ー4のフレームを縦軸、各運動の発展を横軸として、領域の見直しを行った。 具体的には、「基本の運動領域」を廃止して各運動遊び及び運動を領域として格上げし、 従来4年生から行っていた「水泳」領域を5年生以降に配当して3・4年生では「浮く・泳ぐ運動」領域を行うことにする一方で、 児童の発達段階を考慮して「器械運動」領域を3年生から行うようにした。
また、体力の向上という観点から、従来5年生以降の配当であった「体つくり運動」領域を小学校1年生から全学年にわたって行うこととなった。 ただし、1〜4年生のフェイズでは「体力を高める運動」は行わず、「多様な動きを作る運動遊び/運動」とし、 体のバランスをとる、移動する、用具を操作するなど動きづくりのための運動を行う。

●指導の弾力化

現行の学習指導要領に於いても、各運動領域は2学年ごとに行うこととされていたが、 指導内容のより確実な定着をはかるため、更に指導の弾力化を進めることとなった。 これにより、全学年に於いて、すべての運動領域を2学年のいずれかで指導すればよいこととなった。 (「体つくり運動」は除く)

学習指導要領

第1章「総則」3

学校における体育・健康に関する指導は、児童の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。
特に、学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導については、 体育科の時間はもとより、家庭科、特別活動などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとする。 また、それらの指導を通して、家庭や地域社会との連携を図りながら、 日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し、 生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮しなければならない。

第2章 各教科 第9節 体育
第1 目標

心と体を一体としてとらえ、適切な運動の経験と健康・安全についての理解を通して、 生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎を育てるとともに健康の保持増進と体力の向上を図り、 楽しく明るい生活を営む態度を育てる。

(新学習指導要領より抜粋)

「生きる力」を育む体育授業を目指して

 我が国の学校教育は、社会の変化や子どもたちの現状を見据えつつ、いかに教育の普遍的な目的の実現を図るかの観点から改善が加えられ、今日に至っている。

 昨今、社会環境や生活様式の変化が、体力水準の低下や自制心なり規範意識の希薄化を招来しているとの指摘がある。

 「体力」は、あらゆる人間活動の基礎となる身体的能力であり、意欲や気力といった精神面の充実に大きく係わることから、「生きる力」の重要な要素である。

 小学校体育は、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎を培うとともに健康の保持増進と体力の向上を図り、楽しく明るい生活を営む態度を育てるという重要な使命を帯びている。

 単に運動を行わせればすむということではなく、各種の運動の特性を十分に生かしつつ、生活内容としてのスポーツに結びつくような「運動への親しみ 方」を、子ども自らの努力によって学びとらせること、その活動が体力の向上をはじめ、社会的態度や行動の仕方を身につけるなど、「人間としての発育発達に とって意味が大きい」ように活動させることが要請されている。

 体育副読本は、「豊かなスポーツライフの実現」を目指しつつ、体育の学習指導の改善、特に、学習活動の深化・充実に役立つことを企図したものである。

 先生方の更なる創意工夫を加えつつ、より適切に御活用いただくことを期待します。

(前・福岡大学教授 佐藤良男)

体育授業の充実を望む

 今回の要領では、「生きる力」を育成することと、道徳教育や体育などの充実により、豊かな心と健やかな身体を育成することがねらいとなっています。

 そして、体育の授業時数は低・中学年では105時間に回復しました。

 しかし、授業時数を以前に戻し、新たに低学年から「体つくり運動」を指導することによって、子どもの体力低下に歯止めがかかり、体力の向上につながるというほど単純ではありません。

 まず、子どもたちが仲間とともに、夢中になって運動に取り組み、運動の喜びや運動技能の向上、課題の達成を繰り返し味わうことで、一層意欲的になるような体育授業の実現こそ大切なのです。体力の向上はその結果として確認できるものではないでしょうか。

 本書を活用することによって、子どもたちの体育授業の充実に役立てて下さい。ひとりでも体育好きの子どもが増えることを期待しています。

(こども教育宝仙大学教授 林 恒明)

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