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注意
※「道徳副読本」「体育副読本」「てのひら文庫」は、学校でご採用いただくものであり、書店での店頭販売や直接個人への販売をいたしておりませんのでご了承ください。学校でのご採用の際は、小社販売代理店にお申し込みください。

※月刊誌『道徳と特別活動』『心のノート』、その他の教育書は文溪堂ホームページ上でご注文いただけます。


編集部通信 バックナンバー 平成23年度

平成24年4月

新年度が始まりました。
文溪堂でも新入社員の方々を迎えました。岐阜本社で、過日、入社式が行われ、参加してきました。東京の事務所に勤務しているので、岐阜本社での入社式は初体験でした。新入社員の方々の表情や話に、明るさ、積極性、元気などなど前向きな姿勢が感じられ、いい刺激をいただきました。入社式は、新入社員のための式であると同時に、社員の気持ちを新たにするいい機会だなと感じられました。

関東地方では、いつもより少し遅れて、桜が開花しました。いろいろな花が、私たちの目を楽しませてくれますが、桜には特別な存在感が感じられます。
「お花見」といえば、多くの方々が桜、とりわけソメイヨシノを思い浮かべることと思います。暖かくなり、少し我慢をすれば、外で宴会もできる頃、そんな時期に重なっていることもあるのでしょうか。桜が咲き始めると、なんともいえないわくわくした気持ちになります。
会社と最寄りの茗荷谷駅を結ぶ道の途中に、桜の続くところがあります。この時期、そこを歩くとき、足取りがいつもよりゆっくりになります。
4月半ば頃まででしょうか、桜の季節を楽しみたいと思います。

平成24年3月

長く厳しかった寒い日々も、3月に入ってようやくゆるみ始めてきたように感じられます。
これから少しずつ、着ている衣類を薄くしたり少なくしたりして、その分、体だけでなくて気分も軽くなっていくような気がします。いろいろな花が咲き始めるのも楽しみです。
そんなころに、うれしくないのは、花粉症。花粉症に悩まされていらっしゃる方は少なくないことと思われます。私も、7,8年前くらいでしょうか、ある春に突然、花粉症的症状に襲われました。「自分は大丈夫なんじゃないか。」という根拠のない自信のようなものをもっていて、根拠のない「これは、違う」という思い込みを続けましたが、翌年も翌々年も同じ症状を繰り返すので、4,5年前に遂に病院に行き、花粉症と正式認定を受けました。それでもまだ、毎年「今年は大丈夫なんじゃないかな。」と少しだけ楽観してみます。そして、間もなく、今年も見事に期待を裏切られていることでしょう。
この花粉症には、記念日というのがあるそうです。1993年3月7日、気象庁が花粉飛散情報の発表を始めたそうで、この日が花粉症記念日なのだそうです。19年前、徐々に増え始めてきた花粉症が社会的な問題の1つとしてクローズアップされてきたということでしょうか。

花粉症の皆様、症状に負けず、毎日を楽しく過ごしましょう。

平成24年2月

東京都内に住み、都内の事務所に勤務していますが、ほぼひと月に1回岐阜本社に出張に行っています。
東京駅から岐阜羽島駅まで、新幹線の座席を予約するときは、可能な限りEの席を選択するようにしています。 Eは、内陸側の席、僅かな時間見えるかもしれない富士山が目当てです。 富士山を見ることができると、今日はツイているかも!と、静かに喜びを感じています。(写真は、新幹線の中からiPhoneで撮影しました。)

「実際の富士山を見たことはない」という方は少なくないかもしれませんが、「その優美な姿を写真でも見たことはない」という方はいらっしゃらないのではないか?と私は思っておりますが、日本で生まれ育った人にとってはポピュラーな景色なのではないでしょうか。
一方で、富士山は、遠くから見ているときれいだけれど、近くに行ってみるとゴミだらけできたない・・・というような話をよく聞きます。

ユネスコの世界遺産には、自然遺産と文化遺産と複合遺産という3つのカテゴリーがあります。現在日本国内に世界遺産は全部で16件あり、
文化遺産は、「法隆寺地域の仏教建築物」「姫路城」「古都京都の文化財」「白川郷・五個山の合掌造り集落」「原爆ドーム」「厳島神社」「古都奈良の文化財」「日光の社寺」「琉球王国の城および関連遺産群」「紀伊山地の霊場と参詣道」「石見銀山」「平泉」の12件です。
自然遺産は4件で、「屋久島」「白神山地」「知床」「小笠原諸島」です。

富士山は、世界遺産に登録されていません。1992から2003年まで、自然遺産への登録を目指して活動が行われていましたが、前述のゴミ問題を中心にクリアできない問題を抱えたまま、登録を断念したという経緯がありました。
ならば文化遺産という動きが始まり、2007年には国内暫定リスト(推薦待ち候補)に登録されました。(暫定リストには、現在12件が挙げられています)

富士山は、文化遺産としての側面も十分に満たしているのではないかと思われますが、かといって、「ゴミだらけ」という言葉を見過ごしていいわけはありません。
山、富士山を愛するたくさんの方々の働きにより、また、富士山を訪れる人々のモラルの向上により、状況は改善されてきています。

弊社の道徳副読本『4年生のどうとく』では、そうしたノンフィクションの一つを資料化して掲載しています。

平成24年1月

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末年始は、まとまったプライベートな時間を得ることができる貴重な期間です。日常より、読書も進みます。
何冊か読んだ中で、『風をつかまえた少年』というノンフィクションが心に残りました。
テレビでも放映し、話題になったので、ご存じの方もいらっしゃることと思います。
アフリカのマラウイという国で生まれ育ったウィリアム・カムクワンバという少年が、小学校程度の教育までしか受けれられていなかったのにもかかわらず、自力で勉強をして、廃材を利用し風力発電の装置をつくり、家庭に電気を引いたということが中心に書かれています。
ウィリアム少年の、もっと勉強したいという気持ちは、切実です。それ以上勉強ができないと、将来は父親の仕事を継いで農業に就くしか道はないのですから。もちろん、農業は立派な職業ですが、日本とマラウイでは事情が違っています。マラウイの多くの農家では、一年の収穫は次の年の収穫までの生きる糧であり、非常時に備えて蓄えておくということができません。だから、ひとたび大変な干ばつが起こると、生死に関わる問題になるのです。
現在でも、電気が通っているのはマラウイ全土の10%ほど、ウィリアム少年が小学校を卒業したころ(今から10年ほど前)は、2%でしかありませんでした。社会の中で普通に魔術の力が信じられていました。余り想像したことがない世界でした。もちろん、いいところも沢山ありますが、安全性、健康面などから考えたら、困難な環境ということができるでしょう。
アフリカについて、客観的な知識としていくつかのことは知っていましたが、一人の少年の目を通して語られる物語には身につまされるものがありました。
ウィリアム少年は、困難な環境に押し潰されることなく、向学心を失わずむしろ知ることの喜びを前向きな力に変えて、たくましく生きます。
結果として出来上がった風力発電の装置が社会に知られるようになり、彼の生き方が認められ、人々に感動を与えます。
青年となったウィリアム・カムクワンバ氏の講演を聴くことができます。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/william_kamkwamba_how_i_harnessed_the_wind.html

平成23年10月

23年度がちょうど半分終わったころですが、文溪堂・東京編集部で制作している体育副読本と道徳副読本の24年度の見本を全国の小学校へのお届けが始まりました。
各地域のご採用のご検討時期に合わせて、年明けも続きます。
この見本セットの中には、それぞれ、『体育研究』『道徳研究』を付けており、今回はその内容をご案内させていただきます。

『体育研究 46号』 評価を特集いたしました。文部科学省教科調査官の白旗和也先生が「学習指導要領改訂の趣旨を生かした評価のために」というタイトルで、指導と評価の一体化、評価の観点などについて説明されています。また、NPO法人健康・体育活性化センター理事長の藤崎敬先生が、より具体的な評価の仕方を、6年生の跳び箱運動を例に説明されています。単元別評価資料も収録しました。

『道徳研究 59号』 文部科学省が発表した『小学校道徳 読み物資料集』を特集いたしました。文部科学省教科調査官の赤堀博行先生が、道徳の授業における教材の開発や活用について、また、『小学校道徳 読み物資料集』の概要と活用方法について説明されています。また、先生方に、低・中・高学年の資料を1つずつ、学習指導案を提示しつつ、資料内容と活用のヒントをご紹介いただきました。

『体育研究』も『道徳研究』もどちらも、いつも近くにおいてお役立ていただける内容になったのではないかと思っております。
見本がお手元に届けばご覧いただけますが、早くご覧になりたい場合、
pitan★bunkei.co.jp(★を@に変更してください)
まで、お名前、お送りする学校名とご住所、希望冊数をお教えいただけたら、お送りさせていただきます。ご連絡をお待ちしております。

平成23年9月

台風12号は、紀伊半島を中心に日本各地で猛威をふるい、大きな爪痕を残しました。
奈良、和歌山、三重各県の観測地点50か所のうち26か所で、72時間雨量で観測史上の最高を記録したのだそうです。

小学校道徳で学ぶ内容の中に、3−(2)自然愛があり、小学校学習指導要領には、「自然のすばらしさや不思議さに感動し」「自然の偉大さ」という記述があります。そうしたことを感じられる場面に出合うことは少なくありませんが、今年はそれよりも遙かに自然の恐ろしさを痛感させられています。とりわけ、私たちが生きていくうえで欠かせない水の怖さ。

被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々には謹んでお悔やみを申し上げます。

平成23年8月

ここから.netをご訪問くださり、ありがとうございます。
ここから.netは、このたび全面的にリニューアルいたしました。益々充実し、お役に立てるようがんばりますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、先日、弊社発行の教育情報誌「hito*yume〔ひと・ゆめ〕」の9号、10号で掲載させていただいた加藤俊徳氏が代表を務める(株)脳の学校主催のセミナーが開催され、取材に行ってきました。(11号にその様子を掲載いたします。)
加藤氏は、中学生のころまでは、県大会で優勝するほどにスポーツに打ち込みながら、「体を鍛える方法があるのだから、勉強する方法もあるはず」と考え続けて脳について知りたいと思い始め、医学の道を目指したのだそうです。ところが、医学で扱うのは、病気やけがなどの疾患を「治療」することだけで、健康な脳を「育成」することは対象とされていませんでした。
「体を鍛えるように脳を鍛える方法を知りたい」という強いモチベーションを持ち続けた加藤氏は、医師、研究者を経て、(株)脳の学校を立ち上げます。
1万以上の脳のMRI画像から脳を分析してきた加藤氏は、脳の部位によって、思考系、感情系、伝達系、運動系、聴覚系、視覚系、理解系、記憶系などを受けもっている脳の部位はだれでも同じだけれど、その形が同じ人は、一人としていない、と言います。例えば、セミナーに参加してみんな同じ話を聞いているけれど、脳の形は全員違っている、つまり、違う装置で聞いているのだそうです。
脳をMRIでスキャンしてその画像を診断してもらう、というのは簡単にできることではありませんが、脳の在り方を意識することによって改善されることは、少なくないのかもしれないなと思いました。

平成23年7月

本年3月、文部省が文部科学省に変わってから初めての小学校の道徳資料集が出来上がり、インターネット上で発表されました。
『小学校道徳 読み物資料集』

小学校低学年から高学年向けの資料を29掲載しています。生命尊重、規範意識、情報モラルなど、今日的課題に対応した資料を多数掲載しています。

文溪堂でこれを書籍化し、6月に発行いたしました。

もちろん、文部科学省のホームページ内で、すべての資料を見ることができますが、1資料ごとに切り分けられたPDFファイルになっているので、すべてを見通し、研究、計画をされる段階では、書籍をご利用いただくのが便利だと思います。
一方、それらの中から1資料を厳選して扱う場合には、インターネット上からダウンロードする方法が便利です。

なお、文溪堂の道徳副読本では、『小学校道徳 読み物資料集』を活用した年間指導計画を作成中です。夏休み中にインターネット上で公開予定ですが、ご希望いただいた先生には、直接メールにてお送りさせていただきます。
pitan@bunkei.co.jp
まで、「小学校道徳 読み物資料集を活用した年間指導計画希望」とご記入になりご連絡ください。

梅雨の明けない地域が多いけれど、暑中お見舞いを申し上げたい地域はもっと多いような気がします。
これまで過ごしてきた夏の中で、最も過酷な夏をご経験される方も少なくないと拝察申し上げます。
ご体調に十分お気をつけて、お過ごしくださいますよう。
そして、思い出に残したい時間をつくれますように。

平成23年6月

国際民間シンクタンク「経済平和研究所」が、2011年度版の世界平和度指数を発表しました。これは、対外戦・内線の数、近隣国との関係、政治的不安定さ、人権尊重のレベル、犯罪数から、軍人の数、重兵器の数まで、24の項目について検討がなされ、本年度は世界153の国と地域を対象に評価がなされます。
それによると、上位5は

1位 アイスランド 1.148
2位 ニュージーランド 1.279
3位 日本 1.287
4位 デンマーク 1.289
5位 チェコ 1.320

一方、下位5は、
149位 北朝鮮 3.092
150位 アフガニスタン 3.212
151位 スーダン 3.223
152位 イラク 3.296
153位 ソマリア 3.379
となっていました。

日本は、2年連続の3位だそうです。この平和度を測る観点として自然災害、原発事故が含まれないこと、また、むしろそのような大変な状況での対応が評価されているそうです。
世界で3番目に平和な国、と評価されるということは、うれしいことです。
ですが、3月11日以来、激しい地震と巨大な津波に多くの地域が襲われ、福島第1原発ではメルトダウンが起こり、深刻な状況が続いています。
1か月半以上過ぎた5月末、お亡くなりになった方は1万5千人を超え、行方不明の方は8千人を超え、今だに避難所生活を強いられている人が10万人以上もいます。
そのような中で、外側から「平和」という言葉を受けても、そのように感じるのは難しいことです。
「平和な国」という評価を受けて、そのことを実感をもって受け止められるようになるまでは、まだ長い道のりが続きそうです。それでもいつかそんな日が必ずやってくると信じて、前に進んでいきたいと思います。

平成23年5月

第二次世界大戦が終わって間もなくの沖縄県で、
「命のお祝いをしましょう」
そう言って家々をまわり、即興の民謡の節にのせ、琉球舞踊を崩したおかしな踊りを踊った人がいました。
小那覇舞天(おなはぶーてん 本名・小那覇全孝(ぜんこう))というかたです。「ブーテン」の愛称で親しまれていました。
沖縄県は、第二次世界大戦で地上戦の場となり、多くの尊い人命を失いました。命が助かった人たちは、生活が成り立ちがたく、希望を失い深い悲しみにくれていました。
そのような状況下での「命のお祝いをしましょう」という言葉には、それを声に出すことへの大変な覚悟、そして沖縄の復興を願うブーテンさんの強い思いが感じられます。
ブーテンさんのおかしな歌や踊りに、人々は笑顔を、そして元気を取り戻していったそうです。

ブーテンさんのお話は、財団法人地域活性化センターのホームページの中の
「伝えたいふるさとの100話」の1つとして収録されています。
伝えたいふるさとの100話

宮城県石巻市内に、3匹の巨大なこいのぼりが揚げられました。
青森県八戸市では、毎年7月末から8月最初にかけて行われている八戸三社大祭の今年の開催を決めました。

少しずつ、明るい光が見いだせますように。

平成23年4月

日の光が明るく暖かく、桜咲く4月。例年ならば、新しい年度を迎え、始まりや出会いに心がはずむころ。今年は、未曾有の災害が、いまなお私たちに深刻な影を落としています。
地面が大きく揺れて始まった数々の災害は、これまで想定していた危機管理を遙かに超えていました。自然の力の大きさ、おそろしさを改めて思い知らされました。

復興までには、長く険しい道のりが続いていることでしょう。
それでもなお、希望の光を見いだして、そこに向かって歩いていけますように……。

全国の小学生の皆様が1日も早く学校に通え学ぶことができますように、心よりお祈り申し上げております。